古寺巡礼 妙興寺の地図へのリンク

 【古寺巡礼その14 (妙興寺・瀬戸内市)】

長船の続き。
瀬戸内市長船には福岡という中世から江戸時代にかけた栄えた町がある。
今もいくらか名残が残っていて、町並みなどが観光案内で紹介されたりするが、実際に訪れるとまず失望する。
もはや古い町並みはどんどん消失し、単なる田舎の町である。
その中で町中にある妙興寺だけが往時を偲ばせる。
もっとも寺自体はそんなに古いものではなく、江戸末期といったところだ。
ここには、黒田如水の祖父の黒田重隆の墓や、宇喜多直家の父の宇喜多興家の墓がある。
黒田如水が筑前の主となった時に、新しい本拠地の名称を黒田氏ゆかりの備前福岡よりとって福岡と命名したと言われている。
もちろん今の福岡県福岡市である。

 

表門写真
写真1 表門(適当な名称)付近。

表門、仁王門、本堂写真
写真2 表門、仁王門、本堂。
表門と仁王門が異常に接近している。


仁王門写真
写真3 仁王門は多分この寺で一番古い建築。
やはり表門と近いのが気になる。

大イチョウ写真
写真4 本堂と大イチョウ。
2本のイチョウは樹齢300年とか。


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