太宰府市
続古寺巡礼その75 光明禅寺
5月4日、柳川を訪れた翌日に太宰府へ行く。
太宰府天満宮の近くに光明禅寺という寺があった。
寺名の「禅寺」というのは禅宗の寺という意味で、普通はこの禅は省略して呼ぶことが多いと思う。v 例えば有名な京都の南禅寺は禅が付いているが、正式な寺号は南禅禅寺である。
しかし、ここは光明寺でなく光明禅寺と呼ばれることが多いようである。
開基は鎌倉時代と言われ、江戸時代初期に太宰府天満宮に仕える人々の菩提寺として再興された。
連休で太宰府天満宮を訪れている人は多いが、すぐ近くのこの寺はそれほどでもない。
ここは庭が特筆もので、山門(写真1)を入って方丈(写真2)の前の「仏光石庭」という石庭(写真3)と、奥に「一滴海之庭」という名の枯山水がある。(写真4)
いずれも一見の価値があり、太宰府天満宮を訪問した際にはぜひ立ち寄ることをお勧めする。
特に枯山水の庭は新緑のもみじが美しく、しばし浮世を忘れてくつろいだ。

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