井原市
巨木探訪:美星町(1)+α
前回は総社市のメインストリート(巨木街道という意味で)を探訪したのだが、時間が足りなくて足を伸ばせなかったところに行ってみることにした。
ずばり、美星町の北端あたりである。
地図を見ていただければわかると思うが、前回紹介した「滝山のカゴノキ」に向かう際に国180から水内橋を渡る県166をたどれば美星町に至る。
ただし今回はそちらから訪れたのではなく逆回りである。

いつも通り岡山駅西口から新幹線沿いに進んで行くのだが、今回は国180に出る必要がないのでそのまま倉敷まで進む。
浜の茶屋北から酒津を通って高梁川を北上し、総社大橋を渡ってそのまま県80を西進し、矢掛町北端あたりで県35に合流する。
そこから北上すれば美星町北端である。

県80は初めて走ったのだが非常に走りやすい道である。
一部細くなるが(といっても山の中の道ほどではない)、何と言っても交通量が少なく信号もほとんどない。

さて、まずは美星町烏頭。
かなり山の中の集落である。
行き方としては県35沿いの鬼ケ獄(国指定名勝)の南側か北側のどちらかから登る道があるのだが、今回は北側から登った。
どちらの道の入り口にも標識があって登り口を迷うことはないのだが、北側からの道の方が枝道が少なそうだったからである。
時間があれば鬼ケ獄で遅い紅葉を見ても良かったのだが、そんな余裕はない。

一本道を上って行くこと1.5km、道が3又に分かれる。
地図によればさらに左手にもう1本道があることになっているが、こちらは車は入れない山道である。
(要するに変形5又路ということ。)
正面にある下り道には『→宇土』と標識があるが、烏頭八幡に至る最短の道はその右手の道である。
そんなに細い道ではないのだが、先がどうなっているのかわからない。
分岐点のスペースに車を置いて歩いて行くことにした。

歩いて行くと車でもぜんぜんOKの道。
ちょっと後悔したのだが300mほど歩いて右手に曲がる道、これが私道並みのコンクリート敷の急坂で、とても車で登る気にはなれそうもない道であった。
上がりきったところは広い道になっていたのだが、車でここまで至るにはかなりの回り道になっていたようである。
結果的には歩いて正解。

烏頭八幡には指定文化財のモミ、イヌシデ、タブノキがある。
幹周はそれぞれ2.4m、1.9m、2.5mでそれほどの巨木ではない。
境内に入るとすぐに左手のモミが目に入る。
右手の奥にはタブノキ。
イヌシデは残念ながらよくわからなかった。

  モミ  タブノキ
地図はこちらへ

余談であるが総社市を含め、この界隈にはタブノキ(イヌグス)の巨木が多いようである。
環境庁データよれば総社市だけで7本のタブノキが載せられている。

烏頭を後に来た道を戻る。
高地とあって意外と気温が低いのか、はたまた一生懸命歩いたせいか、耳が痛くなってしまった。

県35に下りて500mほど進むと右手に『→麦草』の標識がある。
右折して500mほど上ると道の右手に「上高末荒神社のアベマキ」が見える。
幹周は3.3m、こう言っては失礼かもしれないが、これもびっくりするほどの巨木ではない。

                アベマキ
地図はこちらへ

ここからさらに少し奥に入っていくとアラカシの巨木が2本あるはずなのだが、こちらは所在がわからなかった。
所有者が個人ということもあって探すのはあきらめた。

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