井原市
巨木探訪:井原市(2)
『西新町』の信号に戻り、変形五叉路の細い方の道(県291)に直進。
300mほどで国166に当たるので左折し、興譲館高校の横を通って最初の四つ辻を右折するとすぐに神社がある。
地図上では『猪熊神社』と記されているが、鳥居はあるものの建物は公民館である。
左隣は黒住教の教会所なのだが…。
狭い道を車で通り抜けていると婆さんが会釈をしてきた。
車を停める場所が見当たらないので、とりあえず黒住教の敷地内に駐車。
資料ではこの番地(猪熊神社)にケヤキがあることになっている。
但し、所有者は猪熊家…?
車を降りてみると公民館の裏手に確かに数本のケヤキがある。
行ってみたらそこは小さな公園だった。
これが資料に記載されているケヤキかどうかは定かでないが…とりあえず写真を撮って車に戻ると、先ほどの婆さん、教会所の敷地を掃き清めていた。
再度会釈をして車を発進。
ここでは怪しい輩と思われなかったらしい。
宗教の力なのか?
それにしても猪熊家と猪熊神社、そして公民館、この関係はどうなっているのであろうか?
ナゾに包まれたままである。

                ケヤキ
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おまけであるが、興譲館高校には樹齢300年の紅梅があるらしい。
ま、これはスルー。

細い道を県166に戻る。
そのまま西進し大正橋を渡り、2つ目の信号(広島銀行のそば)を右折。
100m先を左に曲がってすぐ右に入って行けば皇太子神社である。
ここにはケヤキの巨木があるということなので訪れてみた。
神社の前の道は細すぎて路駐は不可。
神社の横には駐車場があったがこれは月極のようである。
ま、一時駐車だから文句も言われまい、とそこに駐車した。
駐車場のそばには巨木がある…。

神社の入口には近隣の小学生数名がたむろして騒いでいたが、無視して境内に入る。
先ほど見た巨木はケヤキではなくムクノキであった。
『樹齢:推定600〜700年、幹廻り4.30m』という小さな板が取り付けられている。
目的のケヤキではないが、これはこれで立派な巨木である。
さらに境内を廻っていると、巨大な切り株があった。
まるで富士山のように裾が拡がっている切り株である。
おそらくはこれが件のケヤキなのであろう。
あまりの雄大さに撤去せずに置いておいたのであろうが、現存していればさぞかし見ごたえのある樹だったに違いない。
さらに拝殿の裏手にも大きな切り株があった。
「皇太子神社のケヤキ」、屍のみ現存。
待てよ…『王太子神社』と『皇太子神社』、名前が似てはいないか…?

  ムクノキ  ケヤキ
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