芳井町(2)
巨木探訪:芳井町(2)
妙福寺を後に参道を下る。
近隣の日南地区の山王大明神には「山の神のケヤキ」という巨木があり、また日指地区の日指明神にはヤマフジの名木があるそうなのだが、どちらの神社もいくら検索しても所在地が不明。
よってこれは探索しないこととして次へと進む。

1.5kmほどで共和郵便局や共和小学校のある下鴫花田地区である。
地区に入る手前で県294に左折し、直進すれば地区内に入って行ける。
500mほど進むと左手の山裾に吉祥寺があり、ここにはカヤの巨木がある。
車を降りるとカヤは一目瞭然、敷地の左端に悠然と聳えている。
比較的低い位置から多数の枝が分かれており、なかなか良い姿形。
近くで見ると幹は苔生し、風格がある。
でっかい盆栽とでも言おうか…。
樹下には市指定を記す高札が立ててあるのだが、その指定理由を読むと『県下一位』と書いてある。
しかしこれは間違いである。(第一位は加茂町極楽寺のカヤである。また芳井町には他に「泉谷のカヤ」という県下二位のカヤがある。)

           カゴノキ

資料にはなかったが、仁王門のすぐ後に2本並んで立っているイチョウのうち、左側のイチョウも3mはありそうな巨木である。
周囲をコンクリートで固められてしまっているが、2本並んでいる様は夫婦のようで微笑ましい。

           イチョウ
地図はこちらへ

ここでとうとう雨が降ってきてしまった。
けっこう本降りのようなので、今日の探訪はここで終らざるをえない。
残念ではあるが帰途に着くことにした。
帰路は国313か国486、どちらにしてもとりあえず県9が国313と合流する吉井地区まで下ることにした。
吉祥寺から吉井地区までは5kmほどの距離なのだが、運転しているうちに気が変わった。
どうせ帰るのだったら巨木の所在地だけでも確認しておいた方が得策、と思ったのである。
国313を帰るのだったら、その西側の山の中を並行するように走っている県297、こちらを通れば途中に2箇所の巨木所在地がある。
吉井地区で県9から左折して金比羅橋を渡ったところですぐ左折、県297に入った。

一番上へ