上郡町
巨木探訪:赤穂郡上郡町(2)
先ほどの交差点に戻って県5を3kmほど東に進むと、道路右手に須賀神社がある。(地図には記載されていない。)
社殿の後方、小川の傍にムクノキが立っていた。
環境庁のデータに載せられており、幹周は3.3mとあまり大きな樹ではないが、ついでに寄った次第。

                ムクノキ
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県5を西に戻り、千種川の手前で国373に右折。
そのまま北上し、智頭急行苔縄駅に至る苔縄橋で左折。
橋を渡って直進すると赤松小学校があるのだが、小学校の右手の道を上ると法雲寺がある。
ここにあるのが日本で最大のビャクシン、「法雲寺のビャクシン(9.83m)」である。

ところがこの道、境内の入口にフェンスがあり車の進入はできない様子。
ヤバいと思って5m下の小学校の校庭の片隅に車を停めた。(ちょうど1台分のスペースがあったのだ)。
さて、境内へ…と思っていると1台の車が入ってきた。
私と同じくフェンスに躊躇している様子である。
これは…ここに駐車していると、この車はバックしにくいであろう…。
仕方なく車を移動し、さらに10mほど下方のやや幅員がある所に路駐。
件の車(レクサス)は、私が停めた所でUターンして帰って行った。

改めて近づいて行くと、フェンスには『ここに車を停めてお入りください』と書かれた札がぶら下がっているのだが、道の幅員は車1台分しかない。
もしも後続の人が来れば邪魔になるであろうし、何より細い坂道をバックで下りるのは面倒である。 行かれる方がおられれば要注意、である。

さて…境内に入ってみれば人気はない。
黙って入っていいのかな、と思いながらビャクシンのある方へと向かう。
そこで見たビャクシンは…!

これは…これは、凄い。
ビャクシン特有の幹の捻れ、剥がれ落ちそうな樹皮はもちろんであるが、とにかくでかい。
どの方向から見ても見ごたえ十分で、しかも樹勢も旺盛。
枝の先まで生気に溢れている。
生命の躍動を感じさせる樹である。

境内には他に3mくらいのイチョウがあった。
こちらは樹幹が欠けてはいるものの、大きな気根が垂れ下がっているところを見ると、かなりの樹齢なのであろうか。

   ビャクシン   イチョウ
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