佐用町
巨木探訪:宍粟市(1)
県72をさらに北上。
宍粟市に入り千種町の中心部を通過し、さらに4kmほど進んだ千種町河内地区。
ここで県72は西に向かってカーブするのだが、県道から分かれて地区内の道に直進。
500mほどで左手に「中ノ宮神社のスギ(県指定、6.4m)・ケヤキ(市指定、5.4m)」がある。
境内に入ると意外と涼しい。
社殿に向かって右手にスギ、左手にケヤキ、どちらも立派な枝ぶりである。
社殿との構図のバランスも良く、見飽きない。
樹を眺めながら、ついでにここでコンビニで買った昼食を取った。
帰る前にもう一度拝んでおこうと社殿に近づき、ふと見ると、賽銭箱の横に小さな板が…

『パワースポット 御神木の大杉と大欅の間に立ち向いの山の頂上に向かって拍手を無心になって打つべし 中ノ宮神社神』

地元の氏子の誰かが作ったのであろう…思わず苦笑。
しかし確かにここにはそういう雰囲気がある。
思わず樹の間に立ち、拍手をしてしまった。

  スギ・ケヤキ  小さな板
地図はこちらへ

県72を千種町の中心部まで戻り、国429に左折。
峠を越えて波賀町有賀に下り『斉木口』の交差点で国29に右折、ここからは南下である。
2kmほど進むと右手に『県指定文化財・小野の大トチの木』の看板があるので右折(県546)。
1kmほどで左手に空地があり、そこに案内板が立っている。
ここは黒尾山登山道の入口でもあり、トチノキに辿り着くにはこの登山道を登って行くようだ。
暑い中、ちょっとうんざりしながらも仕方なく山道を登って行ったのだが、なかなかトチノキらしい樹は見えない。
本当にこの道の先にあるのだろうか…と猜疑心を抱きながら登ること約15分、やっと案内板を見つけた。
『大トチの木←約120m下る』

           トチノキ

やった、ここまで登った甲斐があった!
嬉々として案内板のところまで行き、下を見たのだが…
目の前にあったのは夏草に覆われた小径、というか、道自体がまったく見えない。
これを下って行くのはどう考えても無理である。
残念ではあるが引き返した。
まぁ、樹の存在は確認できたのだし、これは宿題としておこう。

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