項  目

神崎郡市川町

神河町〜朝来市

朝来市(2)

朝来市(3)

朝来市(4)






訪問日
2011年
09月23日
使用車種
普通車

備 考
特になし


参考になったHP



神崎郡市川町
巨木探訪:神崎郡市川町
秋分の日、台風が通り過ぎた後のこととて快晴。
仕事をオフにして1ヵ月ぶりの樹行である。
今回も兵庫県まで足を延ばし、姫路市から豊岡市に向かう国312を北上することにした。
途中には国指定、県指定など、いろいろと素晴らしい巨木が散在しており、期待に胸が膨らむ。

まずは神埼郡福崎町に向かう。
今回はさすがに高速を使った。
山陽道山陽姫路東インターで播但連絡道路に乗り換え、福崎南ランプで高速を降りる。
そのまま北上すれば程なく『辻川』の交差点で国312に合流する。

1.5kmほど走り『落合橋東詰』で県34に右折、そのまま山間部へと進んで行く。
町境の舟坂トンネルの手前で左折し、集落を抜けると笠形神社の一の鳥居がある。
ここは笠形山登山道の入口でもあり、数台の車が駐車していた(その手前にも駐車場あり)。
駐車場から笠形神社まで約40分の道のり、とのこと。
思ったよりも時間がかかるようであるが、笠形神社には県下第3位のスギがあるのだ。
覚悟を決めて歩を踏み出す。

500mほど進むと左手に笠形寺があり、ここには県指定の「笠形寺のコウヤマキ(4.57m)」がある。
狭い境内の一隅に庭があり、その一角に立っているのだが、庭には一応ロープが張ってある。
ロープと言っても洗濯物干し程度のロープ、無視して樹下まで入ろう…と思って近づくと、建物の陰に婆さんが居た。
さすがにこれは無視できない。
会釈をして離れた位置から写真を撮る。
途中から5幹に分かれたコウヤマキ、明治21年に火災を受けたとのことであるが、樹勢は問題なさそうである。

                コウヤマキ
地図はこちらへ

ここまではほんの序の口。
いよいよ登山開始である。
昨夏は奈義町の滝神社まで登り、今冬は金比羅さんの石段を踏破した私、脚にはいささか自信があったのだが…やはり体力が落ちているようである。
思っていたよりもすぐに息が上がってしまう。
そして九十九折の登山道、行けども行けども果てがない。
山中の空気は肌に心地よく、時おり涼風も頬を撫でるのだが、それでも汗が噴き出てくる。
いったいいつまで登ったらよいのだ…
喘ぎながら、休みながら、よれよれになりながら、それでもここまで来て引き返すわけにはいかない。
この先には必ずスギがあるのだ!

そしてようやく見えた神社の屋根。
あと一息。
渾身の力を振り絞って最後の傾斜を登り、やっと境内に到着。
ここまでの所要時間43分、まぁ並といったところか。
拝殿に挨拶をしてから境内を見渡す。
「笠形神社の大スギ」は左手やや下方の位置に立っていた。
町指定、幹周9.6m、樹高50m、2幹に分かれているが真っ直ぐ天に向かって伸びているスギである。
オーソドックスな樹形なので写真ではいまいちその偉容が伝えきれないのだが、樹下にある杭がおよそ1.5mなので、その大きさが想像できよう。

   スギ     スギ
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往復で1時間以上かかってしまったが、これだけでも今日の大きな収穫。
ひとつの達成感がある。

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