項  目

久米南・中央 1

久米南・中央 2

久米南・中央 3

久米南・中央 4

久米南・中央 5

久米南・中央 6

久米南町(補遺)






訪問日
2009年
8月27日
使用車種
 車

備 考
特になし


参考になったHP



久米南町・中央町
巨木探訪:久米南町・中央町(6)
                脱輪

加茂川町に続いて、脱輪である。
弁解は書くまい。
車を降りて現状を見た私は溜息をついた。
この状況では後輪に何かを噛ませるのは無理であろう。
押し上げれば何とかなるかもしれないが…と思いやってみたが、徒労に終わった。
こうなれば仕方が無い。
頼みの綱はJAFしかない。
携帯は持参していたので、まずは自宅に電話。
家内にJAFの電話番号を聞くとともに、帰りが遅くなる旨を説明、そしてJAFに連絡した。
場所を説明しようとしてもなかなかうまく説明できない。
なぜなら、本人がうまく把握できていないからである。
それでもなんとか理解してくれたようなのだが『到着は1時間半後』とのこと。
うう…8時近くになってしまうのか…すると帰宅は9時半。
それまでこの山の中でどうやって過ごそうか…。

と、ふと見ると道のすぐそばにもイチョウの樹があるじゃないか!
しかも結構大きい。
とりあえず写真に収めておく。

                イチョウ

とその時、脇道の向こうから人影が!
脇道の向こうには民家があったようである。
樹木に覆われていたので廃屋か何かがあるのかな、とは思っていたのだが。
現れたのは60代のおじさん。
おそらく私のケータイの会話の声を聞いて「誰か居るのか?」と思い出てきてみたのであろう。
おじさんは脱輪した車をしげしげ眺め呟いた。
「これじゃったら押したら上がろう…」
「あ、すみません。手伝っていただけますか!今、救援を呼んだんですけど、来るまでに1時間以上かかるらしくて。」
「ふ〜ん、ま、やってみようか…」

車は意外なほどあっさりと上がった。
「助かりました。どうもありがとうございました。」
「いやいや、ところで…何ゅうしい来られたん?」
予想していた質問ではあり、しかも正直に答えるとちょっと変わり者と思われるかも、とは思ったが素直に答えた。
「地図を見てたらこの辺に大きいイチョウの樹があると書いてあったんで…」
おじさんは目の前のイチョウに目をやり
「この辺でいちばん大きいイチョウ言うたら、これじゃけどなぁ。」
へ!?そうなのか?これがそのイチョウなのか?
だとしたらラッキーということになるのだが、地図に記載されるほどとも思えない。
「あの、少し先の下の方に大きなイチョウがあったんですけど。」
「ああ、ありゃあ雄株じゃけん実はつかん。こりゃあ昔はようつきょったんじゃ。」
「はぁ、そうですか…」
「そういやぁ昔、下の方に大きい樹があったけどなぁ…切ってしもうた。」
「はぁ、そうですか!」
おそらくその樹が地図に記載されていた樹なのであろう。
ということは、今は存在しておらず、私の探訪はとんだ徒労に終ったということになる。
いや、存在しないということが確認できただけでも良かったのか…?

何度も丁寧にお礼を述べ、角石祖母を後にした。
辺りは少し薄暗くなり始めている。
本当はこの後、帰路の傍らにある「境のスギ」を訪ねるはずだったのだが、ゆっくりとはしていられない。
スギの根本に5分ほど立ち寄っただけで家路に着いた。

                スギ
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