倉敷市および周辺(4)
巨木探訪:倉敷市および周辺(4)
今回は倉敷市内から玉島方面である。

まずは円福寺のクスノキ。
所在地は倉敷市沖148。
どういうルートで行くかは人によろうが…たとえば倉敷駅前を通過する国道429号線であれば『老松西』の信号を左折し『沖』の信号を右折する。
この辺りから既にクスノキは見えている。
200mほど進んだ右手に沖の公民館があるのだが、その手前を右折して細い道に入る。
突き当りを左に曲がり右にカーブすると、すぐに右手に円福寺の駐車場がある。
ここのクスノキもなかなか立派な樹であった。
ただ、樹の周囲が雑然としており、何だか生臭い。
寺なのにあまり大切にされていないのだろうか、と、いらぬ心配をする。

                クスノキ
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円福寺のクスノキが見えた時、その近所にある高い樹も目に入っていた。
寺から東の方角200mくらいであろうか。
同じくらいに目立つ樹である。
ついでにこっちの樹にも寄ってみたが、これは個人の敷地内にある。
例によって個人の家を訪ねる気はない。
外側から写真だけを撮らせて頂いたのだが、倉敷市のリストによると幹周3.6mのクスノキのようである。

           クスノキ
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次は玉島地区である。
429号線に戻り少し進むと『大西』の交差点。
ここから側道に入り2号線玉島バイパスに乗る。
高梁川を渡りしばらく行くと側道に下りる道がある。
とりあえず『新倉敷駅』を目指して行けばよい。
目標は「高瀬通しのハゼノキ」である。

この樹は探すのに苦労した。
玉島地区では是非とも見たい樹なのであるが、所在地がいまいち曖昧であった。
倉敷市のリストでは『所在地:玉島爪崎 所有者:上野油業』となっている。
細かい地番は載せられていない。
とりあえずネットで検索すると、玉島爪崎のバイパス沿いに上野油業のセルフスタンドがあることがわかった。
しかし場所的に写真で見たイメージと違う。

今度は『高瀬通し』で検索をかける。
高梁川から引いた水門の話、一の水門、二の水門…しかし昔の高瀬通しは新倉敷駅の北側で消滅している。
ハゼの樹の写真はあるのだが、場所の特定できないもどかしさ…

そうこうしていたら大きなヒントが出てきた。
「玉島ハローワークの向かい側にある」とのことである。
な〜んだ、そうだったのか…と、地図で検索。
すると最拡大でハローワークの向かいにちゃんと上野油業の敷地があるじゃないですか!
これこれ!これに違いない。

住所表示が変わって、今はここは新倉敷駅前5丁目になっているのであった。
そりゃ、わからんわな!!
ま、特定できたのでバイパス側道から北に向けて入る。
詳細は地図を検索していただいたらわかると思うので省略。
道沿いの上野油業のガソリンスタンドが閉鎖されていて無人だったのでそこに駐車。
思う存分に写真を撮った。
樹下には上野油業が建てた石碑があった
それによると樹齢は350年くらいのようである。

           ハゼノキ
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