倉敷市・周辺
巨木探訪:倉敷市〜補遺
新年早々ではあるが、天気が良いので出かけてみた。
どうせ遠くへは行けまい、取りこぼしている樹を訪ねてみるか、ということで探訪地は倉敷市児島である。
近場なので出発も2時、と余裕である。

今回の樹は児島赤崎荒神遊園のムクノキ2本。
実はこの樹、所在地の確認に苦労した。
倉敷市のホームページには所在地は『赤崎4丁目』としか書かれていない。
ヒントは荒神様と遊園(公園?)である。
まず荒神様を探そうと地図を調べてみたところ、付近に神社が二つ見つかった。
昨年、それを頼りに探訪したのだが、これはまったくのハズレ。
ま、いつものことであるが、荒神様なんて地図には記されていないことの方が多い。

さて、では遊園(公園?)であるが、これの地番を特定するのはむつかしい。
しかしネットで検索しているうちに倉敷市建設委員会の資料(pdf)の中に、その名前を発見した。
地番は「児島赤崎4丁目2231」である。
しかし実際に地図を見てみると、そのような地番は存在しない。
わからないまましばらく放置していたのだが…

やがてyahoo地図がゼンリンと提携して新しくなった。
その後に再度調べてみると、赤崎4丁目の中に公園らしい場所(緑色の一画)が見つかったのだ。
確信はないが、おそらくここではないか、と思った。
しかしこの1ヵ所だけのためにわざわざ足を運ぶのも面倒だなぁ、と放置していた次第。
それを今回の探訪地にした。
同時にその近く(児島通生)にある個人所有のムクノキも訪ねてみることに。
こちらのムクノキも以前の地図では掲載地番が少なかったためピンポイントでわかっていなかったのだが、新しい地図では地番が表記されているので間違いあるまい。

児島赤崎に至るには通常は国430を走るのだが、この海沿いの道は信号が多い。
そこで近道をしようと考えた。
途中まではいつもの道(私的花見街道)を進むのだが、玉野市長尾から県62に入り、由加山の方に曲がらず直進(県268)。
児島上の町に下りたところで右折し、最終的に鷲羽山スカイラインを通って赤崎に至るコースを考えた。
ところが…県62に入ってまもなく車がちっとも進まない。
よく考えたら由加山に初詣に行く人々か!
埒が開きそうにないのでUターンし、とりあえずいつものように児島田の口に下り国430へ。
琴浦交番のところで右折し児島上の町に向かい、そこからは予定通りの行程である。

児島通生で国430に下り『大池東』の信号を右折すれば赤崎4丁目に入って行ける。
目的の場所は信号から800mほど進んだところである。
現地まで一旦入って行ったものの、無断で車を止められそうな場所がない。
200mほど戻って比較的道路の広いところに路駐。

ここのムクノキは2本とも樹高はあまり高くない。
東側の樹は一見ほっそりとしているが根の張りはなかなか。
西側の樹は地上1.5mあたりで二幹に分かれているが、その下部の幹に瘤があり、これで幹周を稼いでいるといったところか。

   ムクノキ    ムクノキ
地図はこちらへ
(注:マピオンの地図では緑色の色付けがされていない。)

やっと探し当てた満足感を味わいながら次へ。
国430に戻って800mほど進み『通生浜』の信号を右折。
その先にはツバキで知られた般若院がある。
目的の地番までは車で入れそうであるが、駐車できるかどうかはわからない。
三叉路の角に消防分団機庫があり、そこの前がちょっと広いので路駐して歩いて行くことにした。
車を降りてみると500mほど先にある樹は一目でわかった。
民家の屋根の上に突出して見えている。
近づいてみると樹下は藪になっており、真下までの接近は不可能である。
写真に収めて撤収。

                ムクノキ
地図はこちらへ

ここでもう日暮れになってしまった。
冬の陽は本当に早い。


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