北房
巨木探訪:有漢町〜北房町(1)
5月16日、本日も晴天。
しかし1週間前の週間天気予報では、週末は天気が崩れる見通しだったことと、仕事があまりに忙しかったので探訪の事前調査をしていなかった。
いっそのこと今週は止めようか、とも思ったが、やはり行ける間に行っておかねば、という思いもあり、結局出かけることにした。
決断が遅れ、しかも事前調査が不十分なので遠くまでは行けない。
考えた末に中距離である北房町を探訪することにした。

事前調査が不十分と言っても、所在地の地図は用意できている。
不十分なのはコースの確認である。
急いで各目的地に至るルートを調べてコースを組み立てたのだが、さらに時間をロスしてしまい、出発は1時半。
まずは例によって県72→国429→広域農道と進み、県66との交差点を直進して有漢町に向かう。

有漢町には訪ねるべき樹が1本だけある。
かつては「飯山のエノキ」という全国でも指折りに入る大エノキや「王子権現のクロマツ」という巨木もあったのだが、倒壊あるいは枯死してしまった。
現在リストに残っているのは「奥金倉のモロマツ」のみ。
このモロマツ(ネズ)はネズとしては県下第一位の幹周で、唯一3mを越えている。
一応、押さえておかねばなるまい。

農道を快調にすっ飛ばして…と行きたいところだが、県66との交差点の手前で軽四が横手から現れた。
ところがこやつ、おそろしくトロい。
50kmくらいのスピードで定速走行、イライラする。
交差点で『どっちかに曲がってくれ〜』と願ったが、そのまま直進しよった。
心中で罵詈雑言を投げかけながらも追従するしかない。
次の県369との交差点で進行方向をためらったようなので『おっ!』と思ったら、またまた直進。
いいかげんにしてくれ〜!

有漢町(現高梁市)に入って1kmほど進むと、右手に『金倉→』の標識があるので右折。
結局ここまで軽四の後塵を拝してしまった…。

道を下って行くと700mほどで右手に集落センターがあるのだが、その奥の小さなお堂の横にモロマツが立っている。
樹下は藪になっており、モロマツにはフジの蔓が絡みついている。
正直なところ、あまり見映えの良いものではない。
せっかくの第一位、もうちょっと整備しても良いのではないか…?

                モロマツ
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農道に戻って西進。
有漢町有漢で県49との交差点を直進し県312に入る。
1kmほど進んで左手の道に入れば広域農道の延長なのだが、ここはそのまま県312を進む。
道中ところどころに『備中鐘乳穴』への案内標識があるので、それに従って進めばよい。
北房町に入って約500m、道が右手に大きくカーブする手前で左折。
道なりに進んで行くと300m弱で右手に井戸鐘乳穴神社があるのだが、参道の入口(道路脇)に立っているのが「井戸鐘乳穴神社のサクラ」である。
根張りは良いが主枝の一部が欠けており、小振りな感じを受ける。
根の一部に洞ができており、ちょっと心配。

                サクラ
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