蒜山方面
巨木探訪:蒜山方面(4)
神社から先ほどのJOMOの交差点を直進(県322)すると川上村西茅部地区である。
交差点から700mほど進んだ右手に中四国酪農大学校があるのだが、その少し手前あたりに「茅部のイチイ」があるはず。
万能地図では県322の右手、資料の地番では左手、さてどちらが正しいのか?
まず左手の細い道を入ってみる。
該当する地番の家の庭を遠目で見ると巨木ではないが青々とした樹が見える。
これか?しかし巨木ではなさそうだし…おまけに庭に家人がいる。
これはパス。
右手の大学校への道を入って、そこからさらに農道に入ってみる。
周囲は雑木林。
巨木なんてさっぱりわからない。
待てよ、イチイって何だっけ…イチイガシだったか、カヤの別名だったか?
どちらにしてもこれではダメである。
次、行こう。
(注:帰宅後、資料を再確認したところ、茅部のイチイはキャラボクのことであった。最初の民家の庭の青々とした葉の樹が当たりだったようである。巨木ではないが…)

700mほど南下し右手の細い道に入る。
笠木の集落を抜けてさらに山奥に入ったところに「西茅部のカツラ」(別名:笠木のカツラ)があるらしい。
幹周10mにもなるカツラ、是非とも見たいものだ。
しかし資料では『笠木部落から約600mほど西南に行ったところをミイガヒラと呼ぶ。ここからさらに山林の中をしばらく登って行くと、大小2株のカツラの巨木がある。』と甚だ曖昧な記述である。
とにかく行ってみるか、と細い道を山の方へ入って行くと道が二又になっている。
直進方向には企業の名を冠した案内板があるが、とりあえずそっちに行ってみると眼前にログハウス。
周囲もすべてログハウス。
どうやら別荘地らしい。
これは違う、と左手の道に進み、山裾を300mほど進むと右手に山の方に向かう道があった。
右折するとすぐ先で舗装が途切れ、その先は林道のようである。
この道が正しいのかどうかはわからないが、とりあえず道端の傍のちょっとしたスペースに車を置き歩いて登ってみた。
左右を見回しながら歩くのだがそれらしい樹は見当たらず、道は延々と続き、どこまで登っていいのか見当もつかない。
誰もいないこんな山中を黙々と歩く自分がバカに思えてくる。
それでも、と自分を励ましながら歩いて行くと、やがて林道の頂点に達した。
そこからは道はカーブし、緩やかに下って行くようである。
ここまで来て見つからなければ下って行っても見つかるまい、探索はここまでだな…と思って引き返そうとした時、ここまでの地で何度か見た『蒜山文化財』の小さな石杭が道の傍らに見つかった。
この方向に他には文化財(樹以外のものも含めて)は無い。
ということは、これが「西茅部のカツラ」を示しているはずである。
しかしそこから奥は獣道一本すら無い沢、目を凝らして見ても見える範囲にカツラらしき樹は見当たらない。
人跡さえ無い山奥に分け入って行く自信はさすがに無かったので、探索はここで中止。
「西茅部のカツラ」発見できず。

県322に戻り東茅部地区を目指す。
走っていると道路際に「黒岩の山桜」の大きな看板があったので、表示に従って右折。
道なりに上って行くと岐路ごとに看板が立っており、随分と親切である。(さすが県指定天然記念物!)
程なく丘の上の墓地の中央に立つ「黒岩の山桜」に到着。
このサクラは県下第2位なのであるが、主幹はかなり崩壊してしまっている。
樹医の治療も相当行われているようであるが、この姿では存続が危ぶまれるところ。
幹から派生した若枝はしっかりと葉を付けているが…

                山桜
地図はこちらへ

なお、マピオン地図では「黒岩の山桜」は県322の北方に記載されている。(道路を挟んで反対側)
これは間違いなので注意されたい。

黒岩地区にはもうひとつ巨木がある。
県322から入って行って最初の四つ辻を右折し、少し行ったところの左手の竹藪の中に「黒岩の三度栗」という樹があるのだが…
実際に行ってみて確かに竹藪はあるのだが、どこから藪の中に入って行けるのかがわからない。
早々にあきらめた。
「黒岩の三度栗」確認できず。

県322を国482まで戻る。
ここからは八束村の探訪。
東進すること約5.5km、道の右手に丸い形のイチョウが見える。
「八束保健センターのイチョウ」である。
幹周はようやく3mを越えたところか、低い位置から多数の枝が分かれているのでこういう形になっている。
まだまだ若そうなイチョウであった。

                イチョウ
地図はこちらへ


一番上へ