勝山方面
巨木探訪:勝山町(2)
前回、北に向かうか西に向かうか、と書いたが、今回はその北方面の候補地であった勝山町である。
勝山町は昨年「観音堂のイチョウ」を訪ね、今春には美甘村探訪の際に「見尾のカツラ」を訪ねたが、残りの地域は手付かず。
勝山町の巨木は主に町西部に集中しているのでそちら方面を攻めつつ、時間に余裕があれば若干の落穂拾いをしようと計画した。
勝山町に至るには県72→国429→広域農道→県66→国313→県84といういつものルート。
月田で県32に合流して探索開始である。

県32を西に2kmちょっと進み右手に木山神社があるところで右折。
500mほどで左手に「観音堂のイチョウ」が見えるが、今回は予定に入っていないのでスルーし、さらに北上する。
道なりにさらに2kmほど進んで行くと右手前方にスギの巨木が見える。
「後谷神社のスギ」である。
境内に車を進めると若い奥さんが子供を遊ばせていたが、こちらには無関心。
そのまま駐車して樹下に歩み寄る。
スギは3本あり、資料によると幹周は奥から順に7.5m、6.1m、3.0m。
いちばん奥のスギ県下第7位、数幹に分かれ根張りもなかなか見事である。
真中のスギは2幹で比較的素直な姿形。
この2本は御神木のようで注連縄が張られている。

   アカガシ    アカガシ
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神社の入口から右手に伸びる道を300mほど上ると桜本寺に着く。
ここにあるのは「桜本寺の大桜」。
寺の前の駐車場には立杭と高札があるのだが、はて肝心のサクラはどこだ?
駐車場の横には樹木は無いし、寺の境内にもそれらしき樹影は無い。
しかし立杭と高札は『真庭市』と表記されているので最近のものであり、まさか倒壊ということはなかろう。
見渡しているうちに本堂の屋根の向こうに見える樹冠に気がついた。
境内に入って寺の裏手に回ってみると、山の斜面に枝を広げて立っている樹、これが「桜本寺の大桜」である。
斜面は無理をすれば登れないこともなさそうであるが、草が生えておりマムシでもいたら大変である。
近づくのはあきらめた。
高札の説明によると樹種はアズマヒガン、幹周は3.3mで県下第4位とのことであるが、これはアズマヒガンとして、という意味であろう。

                アズマヒガン=サクラ
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