美作市
巨木探訪:作東町(4)
次は国179を西に戻りJR美作江見駅の西1km弱にある仏法寺。
国道から右手に大きなイチョウが見える。
うまい具合に寺の向かいにローソンがあるので、ここに駐車。
お茶を買って、そのまま寺に足を運んだ。
境内に入るとイチョウの樹下は庭のように整えられている。
足を踏み入れるのはまずいような雰囲気なので幹に触ることはできなかった。
樹冠に比べると幹周が乏しい感がしないでもないが、黄葉時には美しいことであろう。

           イチョウ
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ここから美作町に入る。
仏法寺からさらに1.5kmほど西に戻ったところで県354に右折。
道なりに2kmちょっと進んで、美作小学校の横を通って県51との交差点を左折。
すぐに次の信号を右折して300mほど先の右手に豊国神社がある。
ここにはかなりの幹周のクロガネモチがあるはずだったのだが…。
鳥居正面の石段脇に立杭が見え、ランラ〜ン♪と行ってみれば、樹が無い!
そんなバカな、と境内まで上がってみると立杭と対になるような位置に高札もある。
なのにその中間の位置(石段の横)にあるべき樹が無い。
境内を見回してみたが他にそのような樹があろうはずもなく、どうやらクロガネモチは消滅したようである。

引き返して入ってきた信号を曲がらずそのまま直進。
梶並川を渡ったところで右手の道路脇に郷土記念物『笠懸の森』がある。
説明板によると
『1332年、後醍醐天皇が隠岐に流される途中お休みになられ、武士の笠懸の技を御覧になった故事から名づられたこの森は、現在では11本の木々に覆われ荒神様を祭る鎮守の森となっています。』
とのことである。
この中で最大の樹は樹齢300年のムクノキである。

           ムクノキ
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さて、ここからすぐ目と鼻の先の距離にちょっと大きな樹が見えた。
先を急がねばならないのだが、ちょっとだけ寄り道。
樹のあるところは『火之神社』という小さな神社で、拝殿もなく鳥居は木製。
根元に石を祀ったムクノキが斜めに立っていた。

                ムクノキ
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