美作市
巨木探訪:美作市(2)
国429をさらに東に。
旧大原町に入り、次は田井地区である。
道が大きくカーブを描きながら登って下った場所、本谷コミュニティハウスがあるところで右折。
実はここは昨年の8月にも一度訪れている。(勝田町〜西粟倉村の帰途)
地図を片手に『井上神社』を探したのだが、この時には見つけることができなかった。
今回探訪するに当たってもう一度yahoo地図を確認したのだが、なぜか以前の地図と比べると神社の位置が変わっている…?
これは期待が持てようというものだ。

地図に従って歩いて行くと目の前に小さな杜があり、神社はすぐに見つかったのだが…神社と言っても小さな祠がひとつあるだけ。
そしてその祠を後ろから抱くように立っているのが「田井の大エノキ(4.9m)」である。

以前にエノキを見つけることができなかった理由がこれでわかった。
まず、捜している神社が境内や社殿がある普通の神社だという先入観があったのである。
そしてこの杜も目にした記憶があるのだが、その時はエノキらしい樹が見えなかった。
なぜならばエノキ自体がひとつの杜で、エノキより背の高いスギなどが周囲に立って目隠しをしていたからである。

樹齢は600年ということである。
エノキが先にあって神社が造られたのか、神社の方が先にあったのかはわからないが、この光景を見ているとどうも前者のような気がする。
それにしても祠がすっぽりと収まっているエノキの姿、誂えたようで何だか出来過ぎ。

  エノキ  エノキ
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国429に戻り1kmちょっと進んだ川上地区。
右手の県357に入った先にある大野神社、ここにアカガシの巨木があるはずなのだが…
それらしき樹は発見できなかった。
大きな切株が見られたので、これがそうだったのだろうか?

大野神社から600mほど北方に行くと、国道左手に霊山寺への案内看板がある。
境内に入ると右手にあるのが樹齢350年の「霊山寺のモミジ(3.5m)」。
かなりの治療痕が見られるが樹勢は良さそう。
モミジとしては県下最大である。

           モミジ
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