美作市
巨木探訪:美作市(6)
次の探訪は「猪臥のネズ」である。
県359に戻って右折すればそのまま猪臥地区に抜けられるのだが…なんと全面通行止め。
これではどうしようもない。
仕方なく国374まで戻って湯郷を過ぎ、国179経由で反対側から国359に入る。
とんだ回り道だ…。

県359から左手の猪臥の集落に入り、直進。
600mほど進んだ左手に公民館があり、ネズは確か公民館のすぐ近くだったように思ったのだが…見当たらない。
これは困った。
ひとつ先の辻まで車を進めたが、そこから先ではないような気がする。
Uターンをして少し戻り始めた瞬間、右手の道路沿いにネズを発見した。
この位置、道路より少し高いので、確かに左手から見るとわかりにくい。
なんてラッキー。
幹周は2.7mと巨木の範疇には入らないが、ネズとしては有漢町金倉のモロマツに次いで県下第2位である(笠岡市井立のネズと同位)。

                ネズ
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ところで、猪臥地区に入る道の傍らに見事な一本桜がある。
幹周は目測2mくらいで決して巨木ではないのだが、とにかく形が良い。
少し花が散り始めてはいるが写真を1枚。

                桜

県179に戻り、ここからは東へ。
江見で県5に左折して、先週通った道を逆走し旧作東町へ。
アベマキのある豊野地区を過ぎてさらに進むと、右手に五名地区がある。
吉野郵便局の手前で川沿いに右折し県161へ。
400mほど進むと左手斜め後方からの道と合流するのだが、この左手の民家のあたりに「殿河内のツバキ」がある。
所在地の地番は地図では表示されていないのだが、道沿いに歩けばわかるかもしれぬ、と空地に車を停めて見回すと…すぐ目の前に『殿河内のツバキ…』の立杭があるではないか。
近づいてみると『殿河内のツバキ入口』。
そこで山裾の細い道を辿って行くと、100歩ほどの右手にツバキはあった。
幹周は2.7mであるが(勝山町正宗の大ツバキに次いで2位)、根元から3幹に分かれている。
隣にはツバキの所有者小坂田氏の祖である織部頭正武の石碑が立っており、このツバキは織部が天正年間に庭園の観賞用に植えたものと伝えられている。
満開の盛りは過ぎたところであったが、花のあるところを見ることができたのは運が良かった。

           ツバキ
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