新見市
巨木探訪:新見市(4)〜大佐町(1)
分かれ道から右手に進めば井倉地区に下りられるようであるが、この辺りは通行止めが多い。
雨が続いた後なので用心のため来た道を下ることにした。
これで約1時間を要してしまった。
国180に戻り北上、石蟹地区の手前のコンビニで昼食を済ませる。

石蟹駅を過ぎて300mほど進むと右手に大本神社が見えるが、ここにはケヤキの巨木がある。
車を降りて本殿の裏手に回ってみると、うむ、これはなかなかすごいケヤキ!
何かの末社の後方から斜めに突出しているのだが、幹周はなかなかのものである。
よく見ると根は二又に分かれており、その間に末社が鎮座している格好。
幹の重みに耐えかねて徐々に傾いていったのだろうか?
末社が先にあったのか、根の間に末社を作ったのか…何にしても、このような姿形のケヤキは初めてである。
主枝の一本が伐採されているが、おそらく一段下の田んぼに対する危険性を考慮してのことと想像される。
境内にはもう一本ケヤキの巨木があるが、こちらは幹に大きな瘤があるものの、全体的にはオーソドックスな姿形であった。

  ケヤキ  ケヤキ
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新見市内に入って城山公園口から側道を下り、右折すれば県32である。
ここから大佐町までは一本道。
途中にも巨木があるのだが県32から外れなければならないので、これは次回に探訪するとして、とりあえず大佐町を目指す。
大佐町に入ってすぐの左手の山中に「赤石山のアベマキ」という巨木があるのだが、所在地ははっきりしていない。
赤石山登山道を登って行くとあるらしいのだが、そもそもその登山道の入口がどこにあるのかわからない。
沿道に案内板でもあるかと思ったが見つけられず、ここで時間を取ってしまうとマズいのでこれは後回しにすることに。

次いでJR丹治部駅の手前の左手あたりにある「田治部のイブキ」という巨木を訪ねようと思ったのだが、うっかり丹治部駅を通り越してしまった。
このイブキは万能地図にも記載されているし、沿道に案内板があるということなのだが、なぜかどこの資料にも登場しない。
よってピンポイントの所在地(地番)は分かっていないので、頼りになるのはおおよその位置の見当と案内板である。
地図と睨めっこしながら引き返して来ると、道路左手に『樹齢700年の大イブキ→』という小さな案内板を発見した。
矢印に従って道路向かいの坂を登って行ったが、そこから先には案内板が無い。
とうとう行き止まりまで行き着き、Uターン。
ゆっくりと坂を下りながら再度目を凝らして見るが、案内板もイブキらしい樹影も無い。
はて、どうしたものか…と一旦車から降りて周囲を見回していると畑の中にある手作りの案内板を見つけた。
こりゃあ、わからんわなぁ…。
            案内板

しかし案内板を見つけたものの、その指している方角には民家しかない。
民家の庭先にそのような樹は無いし、もしかして民家の中を通り抜けた先にあるのだろうか?
そうだとすれば、これはまた面倒なことである。
しばし考えたが、ここはとりあえず次に進むことにした。


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