新見市 哲西町
巨木探訪:〜哲西町(1)
                     →この文章は 高梁市(補)から、続きます。 

ムクノキから少し北に進んだ所で『かぐら街道』に入る。
ここからは一路西へ。
途中、松原町で一旦県302と兼用の道路となるのでちょっと迷うが、ここは左折して成羽方面に進むと再び『かぐら街道』である。
山中を突っ走る、と言いたいところだが、実際に走ってみるとこの『かぐら街道』、勾配のキツいところが多く、カーブも多い。
決して楽な道ではない。
とりあえず終点の備中町東油野に出たところで1kmほど南下し、以前探訪した『田原のカヤノキ』をちらっと横目に見ながら右折して県438に入る。
この道も『ふるさと農道備中地区』の起点である湯野地区までは難儀な道である。
2kmほど進むと、ふるさと農道は『北方高岩地区』になり、現高梁市と新見市の境界を西進する。
こちらの道は『かぐら街道』と比べるとカーブも少なく走りやすい。
6kmほどで備中町と哲西町大野部を結ぶ県313に突き当たるので右折。
近道を走ったつもりであったが、高梁からここまでで1時間半近くかかってしまった。
余談であるが県313の左手方向(備中町)は通行止めで迂回路が記されていた。
このあたり、やはり崩落が多いのであろう。

さて、この県313も本当に県道か?と思うようなかなり細い道である。
ふるさと農道の合流点から約3km、やっと道が広くなってきたあたりの左手にあるのが上野部八幡神社で、ここには県下第3位のイチョウがある。(幹周7.0m)
石段を登って境内に入ると右手奥に立っているのだが、なるほど、これはなかなか立派なイチョウ。
主幹は地上2.8mの位置で4本に分かれ、さらに主幹を中心に6本の脇芽が伸びているとのことであるが、近づいてみても複雑でよく分からない。
さらに多数のヒコバエが生じており、裏に回ってみると根上がりも見られる。
本樹は雄株で実は生らない。

   モミ    モミ
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