吉備津方面
巨木探訪:(吉備津・足守補)
岡山市内の巨木が若干残っているので、ぶらりと出かけてみた。

まずは北区楢津にある「若宮八幡宮のムクノキ」である。
市指定保存樹、幹周は2.9mでぎりぎり巨木の範疇に入らないのであるが、数字は5年前のものなので今は3.0mになっているのかもしれない。
樹齢は200年、幹の一部に洞ができている。

                ムクノキ
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楢津から足守へと向かう。
国180を通るとかなり時間がかかるので、ここはショートカット。
県238を北上し、山陽自動車道の高架をくぐったところで左折、吉備SA周囲をぐるっと回って県61に出る。
高松稲荷裏参道(県241)を通り過ぎ、横尾地区で左折すれば、あっという間に足守に到着。
(ちなみにこのルート、帰途は足守から私の家まで43分であった。)

足守で訪れたのは近水園。
以前、侍屋敷を訪れた時に寄ってみたかったのだが、その時は時間がなかった。
今回は再調査で引っかかった樹があるので、それを捜すとともに庭園見物ということである。
冬の日曜日の午後とあって、人影は少ない。
そんなに広い庭園ではないので、あっという間に見終った。
捜しているのは「近水園のスダジイ」であるが、さてどこにあるのか?
ざっと見たところスダジイは見当たらなかった。
足守川に近い方向に進むと、どうやらそれらしい樹を発見。
スダジイは六角堂のすぐ傍らに立っていた。
幹周は3mちょいくらいか…幹はよじれており単幹なのか数幹の合体なのかよくわからない。
枝が非常に多いところを見ると合体のような気もするのだが…

                スダジイ
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近水園から国429に戻って少し北上する。
新大井橋の手前の信号を左折し、道なりに800mほど進むと左手の民家の裏手に「粟井のエノキ」があるのだが…
エノキは既に枯死していた。
しかし、写真を見ていただければわかるように、木材が立てかけられたり、根元にも何やら肥料袋のような物が置いてある。
推定幹周は5mくらいはあるのではなかろうか…枯れても伐採されていないのは、こういう用途があるからなのか、それともモニュメントとして残してあるのか、あるいは単に伐採するのが面倒なのか、それは謎である。
何にしても、枯れていなければさぞかし見事なエノキであったであろうと思われる。

                エノキ
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