総社市
巨木探訪:総社市(4)
天気の良い休日。
当然の如く探訪に出かけるのだが、この季節、あまり北に向かうのはためらわれる。
思案の末、総社市の残された地域である北の山間部を訪れることにした。
もちろん車は軽四である。
環境庁データによると、この地域にはタブノキをはじめとして10本以上の巨木があるようである。

総社市に至るルートは省略。
とりあえず総社大橋を渡り県80から県54に右折して下倉へ。
下倉橋の手前で山裾にあるケヤキの巨木に気がついた。
場所は以前訪れた下倉八幡宮の少し北側の荒神社である。
八幡宮を訪れた時にも気がついていたのだが、その時は樹下に人がいたので近づかなかったのである。
データによると幹周3.03m、樹高25mのケヤキであろうか…?
とりあえず「下倉荒神社のケヤキ」と命名しておく。

                ケヤキ
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下倉橋を渡り国180を高梁方面へ。
3kmほど進むと右手に山間部に入って行く県306があるので右折。
またまた恐ろしく細い県道であろうと思っていたが、想像していたほどではない。
ちゃんとバス路線も通っている。
2kmちょっと進むと右手に延原に向かう道があるので右折。
本番はここからである。
思った通りの絶対すれ違えない細い山道…ではあるが、一本道なので迷うことはない。
1kmほど登って行くと本村地区に着く。

ここで左手の路傍に良い形の樹があった。
ムクノキであろうか…巨木と言うには少し幹周が不足しているが、幹のゴツゴツ感が良い。
とりあえず樹下に車を停めて写真を撮る。

                ムクノキ
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民家の間を抜けてさらに500mほど登ったところに御前(おんざき)神社がある。
この辺りはアカガシの巨木が多く、一帯は県郷土記念物に指定されている。
参道に入っていくと、なるほど、驚くほどではないがそこそこのアカガシが多数。
大きさよりも、むしろ時の流れを感じさせる姿形の方が面白い。
総社吉備路商工会の観光情報によると、ここにはタブノキが2本あり、うち1本は昭和10年の天然記念物調査時に第7位の巨木、ということになっているがどれがその樹なのかよくわからない。
環境庁データでも該当する樹はなし、70年も前のことであるし無理もない…
鳥居右手にある2本の樹、樹高は低いが幹の裂けた様子が年代を感じさせるのでこれであろうか?

                タブノキ
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