津山市
巨木探訪:久米町(4)〜
今回のメインは旧久世町。
久世町を選んだのには理由がある。
最近、普通車でのドライブをしていないので、久々に乗ろうと思ったのが第一の理由。
同心円状に探訪地図を広げて行くならば次は旧落合町なのだが、落合町は山中の探訪が結構ある。
それに比べて久世町はなぜか山間部の巨木が無いのだ。

二つ目の理由は、久世町に至るには津山方面から国181を使うか、国53の建部町川口から県30を使うか、が一般的である。
津山方面から入れば、前回見つからなかった久米町の長谷荒神のムクノキに再チャレンジすることができる。
さらに久米町と久世町の間に落合町の一部が含まれるが、ここに見るべき樹があるので寄り道もできる。

ということで『前回と同じく』で芸が無いのだが、国429から県159を経て国180に入ることにした。
長谷までのルートはまったく同じである。

長谷では地図で見つけたもう一つの神社(地図上では記号なし)に寄った。
国181沿いに公会堂があるのでそこに車を置いて歩く。
かなり期待していたのだが行ってみて八幡神社だとわかり、がっくり。
とりあえず境内に入ってみたところ、巨木とまではいかないが、かなり古風なカシが10本くらいある。
これはこれで面白い。

               カシ
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神社から出て周囲を見渡してみたが、やはりそれらしき樹は見えない。(長谷のムクノキは幹周5.5mである。)
しかし比較的大きな1本の樹が目についた。
長谷のムクノキではなくとも、目につけば一応寄ってみたくなる。
方向を確認しながら近づいて行ったところ、幹周4mくらいのムクノキであった。
樹下はヤブになっており、もちろん荒神様など無い。
長谷のムクノキではないことを承知の上で写真を撮る。
ちなみにこの道のさらに200mほど奥には『トラフダケ自生地』があるのだが、そこまでの興味はないので省略。
結局、長谷のムクノキは無くなってしまったのだろうか…?

               ムクノキ
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(注:その後のさらなる調査で所在地の地番が判明した。それによると長谷のムクノキはこの樹からもうちょっと西方のようである。
 同時に以前紹介したムクノキ近くのサカキもまったくの間違いであったことは言うまでもない。)
ここでいらぬ時間をずいぶん使ってしまった。
先を急がねばならない…が、道筋でもあるので前回割愛すると言った中北上の「妙福寺のサルスベリ」を見ていくことにした。
国181沿いに駐車場があるので楽チン駐車。
サルスベリは樹齢200年、幹に空洞ができているが毎年花を咲かせるとのこと。
名木百選にも選ばれている。

               サルスベリ
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(この続きは、HPの構成上、真庭地区の2番目「〜落合町(1)」に、とびます。byタキモト)

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