津山市(4)
巨木探訪:津山市(4)
連休3日目、午前中は仕事であったが、午後早々に樹行に出かけた。
本日はまず津山市で宿題を片付け、その後鏡野町の南部を回って久世町に下りるというコースを計画した。

津山市までは国484から美作やまなみ街道に入るというルート。
しかし国484を調子良く進んでいると仁掘の手前(合田地区)で渋滞。
連休なので『ドイツの森』を訪れる車が多いのであろう。
しばらく様子を見たが埒が開きそうにない。
地図を見ると手前の赤坂カントリークラブの横を通って山の中を抜けられそうである。
Uターンしてそちらに入ったところ、意外と簡単に国484に出ることができた。
ここからはやまなみ街道一直線。

津山に出る前の荒神山の交差点で左折。
ここは「荒神山のエノミノキ」があるはずということで以前に探訪したが、樹の所在は不明であった。
しかしその後の調査で新たな情報を得ることができたので、再探訪してみることにしたのである。
頭の中に、ふと「またも血煙荒神山…」という次郎長話の一節が浮かぶ。

さて、新たな情報とは『津山名木百選』に書かれていた「荒神山から小桁に通じる市道沿い」という一文であった。
よく考えてみるとやまなみ街道ができたのは近年であり、一昔前は別の道があった可能性が高い。
しかし1988年版万能地図を見ても、荒神山から小桁に抜けるルートは現在のやまなみ街道と大差なさそうである。
ということは、交差点の近くでやまなみ街道とつながっている細い道が旧市道と考えられる。
拡大版の地図で確認すると確かに細い道が1本あった。
これに違いないと的を絞り、訪れてみることにしたのである。
道は実際に細く、入り口には「生活道路のため通り抜け禁止」と書いてあったが、ま、よかろう。
入るとすぐに右手にこんもりとした箇所が見つかった。
傍らには朽ち果てた『美作名木百選』の立杭。
『山の神』さんのHPには2002年の写真が掲載されていたが、荒神山のエノミノキ、現存せず。
まぁ考えてみれば、これだけの大きさの樹であれば以前探訪した際に目についたはずである。

           エノミノキ
地図はこちらへ

荒神山からは再びやまなみ街道。
小桁の信号で左折し、吉井川沿いに走って今津屋橋に出て右折し、津山の市街地に入る。
3つ目の信号(大手町)を右折し、鶴山公園の横の道に入り、突き当たるまで直進。
連休なのに花見の時期を過ぎた駐車場はけっこう空いていた。
宮川に突き当たったところで左折すると、川沿いに普通車では入りづらいような細い道がある。
300mほど進んだ左手にあるのが千代稲荷神社で、ここにはムクノキがあるはず。
境内に入ると拝殿の中に宮司さんがいたようで「ようこそ、いらっしゃいました。」と声をかけられた。
神社自体は小規模で、しかも何かの祭りをやっているようにも見えなかったのでちょっとびっくり。
いらっしゃいました、と言われても、こちとらは樹を探しに寄っただけでたいした用事ではないのだが。
まず神社の背後に大きく枝を広げた樹が目に入ったが、葉が青々と繁っているのでこれはムクノキではなくクスノキであろう。
ではムクノキは…と探すと、境内のはずれ、いちばん南側にある樹がそのようであった。
いまいち巨木ではないように思えるし、出処である名木百選の杭も無いので違うのかもしれないが、とりあえず写真を撮る。

                ムクノキ
地図はこちらへ

神社を後にして大手町の信号に戻り右折。
ひとつ先の信号(山下)を左折し、次の信号(元魚町)を右折して直進。
裁判所前の信号で左折し、次の信号を右折すれば県68である。
直進して行けば中山神社。
以前探訪した際にうっかり見忘れたイチョウを訪ねなければならない。
駐車場に車を停め、若葉が出始めた祝木のケヤキとムクノキの写真を撮ってから境内に向かう。
イチョウは本殿右手の奥に立っているのだが、周囲を雑木に囲まれ幹の基部はよく見えない。
この樹も津山名木百選に選ばれているのだが、ちょっと雑然とした感じである。

                イチョウ


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