鏡野町
巨木探訪:鏡野町(8)
県82に戻り4kmほど西進すると右手に中谷神社がある。
神社の下に近衛コミュニティハウス(近衛小学校跡)があるので、ここに駐車。
石段を登れば名木百選に選ばれているツクバネガシが境内左手の方に立っている。
樹齢450年、かなりの樹高で樹勢は良い。
さらにここの社叢にはツクバネガシ以外にもムクノキやアラカシ(?)の巨木が数本あり、中でも斜面に3本並んだムクノキは壮観である。

  ツクバネガシ  ムクノキ
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写真を撮っていると拝殿の中で拍手を打つ音が聞こえたので驚いた。
そしてしばらく境内を巡っていると、拍手の主である宮司さんらしき人が普通の作業着姿で出てきて声をかけられた。
宮:「何かおりましたかな?」
私:「いえいえ、大きい樹を見に来たんです。」
宮:「ああ、ツクバネですか。大きいでしょう。」
私:「ええ、すごいですね。」
宮:「どちらから来られたんですか?」
私:「岡山から来ました。大きい樹を見るのが好きで、津山の方からぐるっと回って来たんです。」
宮:「ほう、そうですか。ここには他にも大きい樹がありましてな、そっち(境内右手)の樹なんかは台風で倒れたし、もう1本は下から鉄パイプで枝を支えてあるんですわ。」
なるほど。
私:「ああ、そうですね。あちこち回って見て、台風で倒れて無くなってしまった樹もいくつかありました。」
宮:「昔はこの辺は雪で倒れる樹もあったんですけど、最近は雪も少なくなってきたので倒れるのはたいてい台風ですわ。」
宮:「ま、大きな樹といえばたいてい神社やお寺さんにありますわなぁ。この先の大津神社にも大きい樹があったと思いますが。」
私:「あ、これからそっちへも行こうと思っているんです」
なかなか話好きな宮司さんで、10分くらい話しただろうか。
先を急ぐので適当なところで話を切り上げ、礼を述べて辞した。

これで鏡野町は終了である。
ここからは県82をさらに西進し旧久世町に入って行く。
                    久世町へ

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