鏡野町
巨木探訪:富村(4)
ここからは県65を北上。
やがて右手から来た県56が合流し、さらに1kmちょっとで再び左手に分かれる。
ここで左折し1kmほど進んだ民家の裏手に立っているのが「立尾のトネリコ(3.3m)」である。
トネリコは通称で正式な学名はヤマトアオダモであるが、この種の樹の巨木は県内では本樹だけである。
県道から民家の方へ続く裏道があり一旦車を進めてみたが、細くてすれ違うことはできない。
誰も通らないだろうとは思ったが、万一、ということもあるので、再度県道に出て路肩に車を停めて歩いて近づいた。
樹勢は非常に良いようである。

                トネリコ
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県65に戻り200mほど北上して右折。
坂道を登って行くと左手に「篠坂観音堂のスギ(5.0m)」があるのだが、少し離れたところからでもすぐわかる。
この観音堂は小さいながら、12世紀に作成された十一面観音像が安置されている由緒ある堂である。
スギは比較的低い位置から多数に枝分かれしており、それが全体として大きな広がりを見せている。
手前に立っているイチョウは幹周2.8mとのこと。

                スギ
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県65をさらに北上。
2kmほど進んだ美ノ茅地区で右手に『井手の谷川』という小さな川があるが、ここの上流に向う林道を1kmほど入って行くと「井手の谷のカツラ」、さらにカツラから400ほど進むと「井手の谷のモミ」という巨木があるらしい。
地図を参照して右折してみると、そこから左手に延びているダートコースの道が林道か?
先の方がどうなっているのか見当もつかないし、車を置いて歩いて行くには遠すぎる。
しばし思案ののち、これは諦めることにした。

そこから800mほど北上すると、道の左手に目立つ樹が立っているが、この樹が「大仙屋敷のモミ(2.9m)」である。
民家の敷地内なのでもちろん勝手に入るわけにはいかない。
かといって、わざわざ断って入るほどのことでもない。
道路脇に車を止めて写真を撮るだけにした。

                モミ
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