鏡野町
巨木探訪:富村(5)
モミから400mほど進むと右手に供養塔がある。
この近くに「引廻しのカツラ(5.9m)」があるはずなのだが…?
資料には所在地の地番まで詳しく記載されている。
しかしこの地番自体、地図で検索しても出てこない地番である。
ヒントは資料の『引き廻し地内の四郎兵衛谷の入口にある』『谷の上流には県指定史跡鍛冶屋タタラ遺跡がある』『近くに鉄山ゆかりの供養塔がある』の文。
四郎兵衛谷がどこかはわからないが、タタラ遺跡は地図に記載されているので、その下流あたりで供養塔を捜せば良いのだろう、と思っているとこの供養塔(らしき墓石)が目についた。
傍らの路肩が広くなっているので駐車。
供養塔の背後10mあたりに『ふぐるみ谷川』の支流が流れている様子なので足を踏み入れてみたところ…すぐ眼前にカツラがあった。
この支流が四郎兵衛谷とすれば、供養塔と言い、すべて辻褄が合う。
眼前のカツラはよく見られる株立ちの姿。
思ったよりも樹高が低く、ちょっと迫力には欠ける。

                カツラ
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ここで車内にて昼食。
腹ごしらえを済ませた後は県65を南に下り、途中から県56に左折して富村の中心部に向かう。

県56に入って500mほど進んだところで、右手の川の畔にカツラを発見。
車を止めて確認するとカツラは2本立っており、右手の樹がかろうじて3mあるか、ないか?
珍しく株立になっておらず、非常に形が良い。
これは良い樹を見つけた、と思ったのだが、後で調べてみるとこの樹も資料に載っていた。
「今度落のカツラ」という名称で2本の株立(1.7m+1.0m)と記載されている。

                カツラ
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富村の中心部に入って行き、まず目指すはランドマークとも言うべき布施神社。
その前に神社手前にある『やませみ情報局』という建物に寄ってトイレ休憩。

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