吉野川流域を巡る
巨木探訪:吉野川流域を巡る:1日目(4)
「金刀比羅神社のエノキ」
春日神社から7〜800m東に進んだ『共進』の信号近くにある神社。
境内の建物に囲まれた位置に樹齢300年、幹周5.6mのエノキが立っている。
ちょっと窮屈そうではあるが、なかなか立派な幹を持つエノキである。

   エノキ    エノキ
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「西川田の大クス」
県12を阿波市に入ってすぐに岩津橋を渡って、吉野川左岸(吉野川市)へ。
国192からすぐに川沿いの県247に入ると、このクスノキが見える。
市天然記念物、樹齢300年、幹周12.4mの3幹の巨木である。
樹下にはまだ新しい『楠大明神』という扁額のある鳥居が建てられており、その横には個人所有の墓所がある。
地続きでクスノキの左手の家の所有なのであろうと想像され、この家の守り神なのであろう。

            クスノキ
  クスノキ  クスノキ
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「野郷神社のクスノキ」
県247を1kmほど東に行った土手下にある。
樹齢不明、幹周6.9m。
幹の太さからして、伐採前は相当の樹高だったのではなかろうか。

   クスノキ    クスノキ
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「山川町春日神社のクスノキ」
さらに1kmほど北東に進む。
樹齢不明、幹周7.1m。
枝の出ている位置が高いので、かなりすっきりした印象の樹。
しかし根張りは十分。

   クスノキ    クスノキ
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ここで少し南に進んで「井田の大クス」と国192沿いの「山崎八幡神社のクスノキ」を探訪する予定だったのであるが、時間が足りないと判断してカットする。

「野神の大センダン」
瀬詰大橋を渡って阿波市役所を過ぎたあたりで東に進む。
1kmほど行った久勝小学校の体育館前に立っている。
国天然記念物、樹齢300年以上、幹周8.1m。
樹下の碑によると
『徳川時代の地図に既に株センダンと記載されており讃岐方面より剣山に登る修験者たちの一目標であった』
『一見名盆栽の観を呈する稀に見る名木である』
とのこと。
空洞化した幹を見ると大丈夫なのかと思ってしまうが、昭和32年に指定を受けた時から既にこの姿だったようである。
結実も見られるので樹勢は悪くないのであろう。
なお、Mapion地図では「野上」と表記されているが、これは誤りである。

 センダン       センダン 
 センダン センダン
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