柳川市
続古寺巡礼その72 長命寺
5月3日、ゴールデンウィークなので福岡県の柳川市まで足を伸ばしてみる。
筑後川の河口に位置する柳川は、町のいたるところに美しい掘割が巡らされていて、水郷の名にふさわしい風情のある城下町だ。
町を散策する中で訪問した寺を3つほど紹介しよう。
まず長命寺である。
この寺は江戸時代半ばに現在の地へ移転し、その後藩主の祈祷寺となって寺領70石余を受けていたそうである。
門前には名前はわからないが、樹齢の有りそうな木が何本かあっていい佇まいだ。(写真1)
山門の仁王門は相当変わった形である。
それぞれの仁王像を納めた切妻作りのお堂を棟門で繋いだものとでも言おうか。(写真2)
本堂は小ぶりな入母屋造り。(写真3)
この寺の近くに観光スポットとして有名な並倉がある。(写真4)
明治時代の赤レンガの倉庫が堀端に並んでいる姿に詩情を感じる。
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