柳川市
続古寺巡礼その73 福厳寺
長命寺から途中並倉を見て福厳寺へ行く。
柳川藩主立花家の菩提寺で、延宝2年(1674)に黄檗宗(おうばくしゅう)に改宗された。
黄檗宗は江戸時代になって日本に伝わった比較的新しい禅宗の宗派で、幕府や多くの諸大名が帰依していた。
この寺は藩主の菩提寺らしくなかなかの偉容を今も誇っている。
山門は四脚門で、重厚で立派である。(写真1)
境内は広々としている。(写真2)
本堂は入母屋造りで、こちらも大きくて立派な建物だが少し味気ない。(写真3)
境内にお城の櫓のような建物があり、これは鐘楼か何かであろうか。(写真4)
浄土真宗の寺では、このような櫓様の建物をたまに見るが、他の宗派では珍しい。

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