柳川市
続古寺巡礼その74 専念寺
北原白秋の生家のあたりを訪れると、ちょうど水天宮のお祭りをしていてたいへん賑やかである。
しばらく祭りの様子を楽しみ、近くを散策していると、お寺の二重門が見えた。(写真1)
二重門とは2階建ての門で1階と2階の間に屋根があるものを言い、最も格式が高いとされ、大寺にあることが多い。
そこでさっそく訪れてみた。
山門は、二重門としては小ぶりで簡素なものである。(写真2)
普通は門の前には石標や看板あるいは掲示物などがあるのだが、全く何もなく、寺名を示すものも見当らず、後から地図で確認した。
門を入ると正面に現れる入母屋造りの本堂にも、賽銭箱や線香立て、扁額などは設置されていない。(写真3)
これほど附属物のない門や本堂は珍しい。
無住の寺なのであろうか、引越しをした後の空き家という感じで殺風景である。
ネットで調べてみたが、宗派が浄土宗という以外は何もわからなかった。
最後に白秋の生家の写真を添えておこう。(写真4)

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