徳島県三好市
続古寺巡礼その16 雲辺寺
3月22日、観音寺市で一泊して雲辺寺を訪問。
この寺は標高約1000メートルの雲辺寺山の山頂近くにあり、雲の辺りの寺という名前はこの寺のある場所を良く表現していると言える。
ちょうど山頂のあたりが香川県と徳島県の県境となっていて、雲辺寺は徳島県三好市にある。
さて一口に1000メートルと言ったが、これは大変な高さである。
この寺は四国八十八か所の第六十六番霊場であり、大変な難所であったと思われる。
今は山麓からロープウェイがあって、約650メートルの高低差を7分ほどで登る。(写真4)
歩きにこだわらないなら、このロープウェイは道中の景色も楽しめてとても気持ちがよく、一度は乗る価値がある。
この寺は、延暦8年(789年)弘法大師の開基と言われているが、歴史的な建造物が残っていないのが残念である。
中では仁王門が一番古そうであり、杉の大木の中に佇む姿は風格がある。(写真1)
本堂は平成の建物で、あまり面白みがない。(写真2)
大師堂も新しそうな建物である。(写真3)


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