瀬戸内市
続古寺巡礼その19 余慶寺
4月3日、これも我が家からほど近い余慶寺の桜を見に行く。
この寺は天平勝宝元年(749)に報恩大師によって開山された備前48か寺のひとつと言われている。
その後、宇喜多氏、池田氏と備前の領主の保護を得て栄えた。
かつては7院13坊といわれた塔頭は、6院が現存している。
(塔頭のひとつ恵亮院については、巡礼その33を参考。)
境内には桜の木が多く、この季節はとても美しい。(写真1)
本堂は室町時代の建物で、国の重文である。(写真2)
(この写真は以前に撮ったものを使用している。)
さて、訪れた時刻が夕方に近かったので、夕暮れの景色を見るため少し待つことにした。
ちょうど日が暮れる頃、鐘の音が聞こえてきた。(写真3)
上寺(余慶寺)の晩鐘は、備前八景のひとつである。
何とか八景の何とか寺の晩鐘については、巡礼その32の正楽寺で書いたので、今回は言及しない。
塔頭のある道から見る夕日はとても美しく、吉井川に夕焼けが映えている。(写真4)


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