赤磐市
続古寺巡礼その38 満楽寺
本日2か所目の訪問は満楽寺。
この寺も報恩大師の整備した備前四十八か寺のひとつであると言われている。
山門は江戸時代中期の建築と見られている八脚門の仁王門でなかなか立派なものである。(写真1)
ここも山門から本堂まで距離がありそうで、山門の横を通って車で登れそうなので今度は車でいく。
前の浄土寺ほど遠くはないが、それでもかなりの距離があった。
つまりかつては大寺であったと言うことで、往時には20数坊を数えたという。
本堂は山門に比べると何だか力の抜けたような建物である。(写真2)
これは改修されていると思われる屋根があまりに貧弱なことが原因だろう。
さて、この寺の境内にはちょっと変わった面白いものがある。
まず仏具の三鈷杵をデザインしていると思われるかなり巨大なオブジェ。(写真3)
それから「平成十年之大馬鹿門之贋門」と書いてある柱状のもの。(写真4)
「平成之大莫迦門」と言えば、仏教大学が門柱の制作をさる石彫家に依頼したが、この名称のため引き取りを拒否して、色々と物議を醸したものである。
多分それをもじったものと思われる。
ユーモアと思えばいいのであろうか。

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