鳥取市
続古寺巡礼その39 広徳寺
7月17日、前日は鳥取市内で所用があり、せっかくの機会なので一泊して市内の寺をいくらか訪問する。
この日はちょうど梅雨明けの日で、朝から真夏の太陽が照りつけている。
最初は観音院を目指していたのだが、すぐ傍に広徳寺という立派な寺があったので、まずはそこから。
この寺は臨済宗の寺で、安土桃山時代の開基である。
山門(写真1)は普通の薬医門だが、中に入ると庫裡と本堂が目を引く堂々たる建物であり、植栽もきれいに手入れされていて気持ちがいい。
まず庫裡は、いかにも禅宗寺院の庫裡らしい大屋根の切妻造りで、正面の大きな妻壁がきれいに装飾されている。(写真2)
本堂も禅宗寺院らしい重層の建物である。(写真3)(写真4)
(禅宗寺院では本堂のことを仏殿と呼ぶことが多く、この本堂も多分仏殿と呼ぶのであろう。)

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