鳥取市
続古寺巡礼その41 芳心寺
次の目的地の興禅寺に行く途中が寺町となっていて、いくつかの寺が並んである。
鳥取市は空襲による戦災に遭っていないので、このあたりは城下町の風情が残っている。
その中の寺でまず芳心寺に寄ってみた。
由来を書いた説明板によれば、この寺は室町時代後期の開基で、元々は正福寺という名で岡山の庭瀬口にあった。
その後池田家の祈願所となり、池田光仲が鳥取に国替になったときに現在地に移転した。
芳心寺という名は、この池田光仲の婦人の法号に因んで改称されたものである。
さて、山門は脇戸のある薬医門。(写真1)
本堂は唐破風向拝の付いた入母屋造りで、4つ並んだ火灯窓が洒落ている。(写真2)
客殿の玄関も本堂と同じような立派な唐破風である。(写真3)
また、この寺には日蓮大聖人御真骨堂がある。(写真4)
あまりこのようなものに興味はないのだが、先ほどの説明板を読む限りではかなり由緒の正しいもののようである。

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