鳥取市
続古寺巡礼その42 大隣寺
鳥取4つ目の寺は大隣寺。
この寺は江戸時代初期の開基で臨済宗である。
道の傍に石標があったので、何気なく寄ってみた。(写真1)
山門は薬医門で、わりと簡素な門である。(写真2)
山門を入ると、本堂がとても大きくて立派であり、山門との違いに驚いた。(写真3)(写真4)
この本堂であるが、建物としてはあまり本堂らしくない。
禅宗の寺なので、法堂と呼ぶべきものだろう。
法堂は「はっとう」と読み、禅宗以外の宗派の寺では講堂に相当するものであるが、禅宗寺院にあっては禅宗の基本である問禅を行う場所としてたいへん重要な建物である。
この法堂と本堂と兼ねていることも多く、この寺も多分そういう位置づけであると思われる。
それにしても、この一点豪華主義的な建物は一見の価値がある。

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