岡山市
続古寺巡礼その44 安養寺
7月29日、安養寺を訪問する。
この名前の寺は県内にいくつかあり、岡山市内にも複数あるようである。
きょう訪れたのは、岡山市賞田にある脇田山安養寺で、報恩大師が整備した備前48か寺のひとつと言われている。
ただ場所は何度か変わっているようで、現在地に移転したのは江戸時代中期とのことである。
まず仁王門は今までに見た仁王門の中で最も簡素な門である。(写真1)
一応八脚門であるが、町中のお堂のような作りだ。
本堂は入母屋造りの三間堂で、昭和になって再建されたようだ。(写真2)
この本堂のある場所は一段高くなっていて、この石垣が切り込みハギでとても美しい。(写真3)
また客殿のある場所は勝手に入りにくい雰囲気であったが、ちょっとした庭園があったので門のところから写真を撮った。
背後の山を借景に使う庭はよくあるが、この庭は見晴らしのいい景色を望めるようになっていて、岡山市街が借景のような感じである。(写真4)

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