岡山市
続古寺巡礼その51 乗典寺
9月23日、足守に行ってみる。
この町は秀吉の妻の北政所の兄の木下家定を祖とする木下家2万5千石の陣屋町である。
歴史の流れから取り残され、さして観光地化もされず、ちょうどいい感じの町である。
古い街並み(写真1)が残る街道筋に面して乗典寺という寺がある。
この寺は戦国時代の1556年に建立された。
山門前には緒方洪庵ゆかりの寺というのぼりが立っている。(写真2)
何でもこの寺に緒方洪庵の両親の墓があり、また洪庵の位牌が本堂に祀られているそうだ。
本堂は入母屋造り、そんなに古い建物ではなさそうだ。(写真3)
本堂の前に紫苑が咲いていた。(写真4)
この花の名前は有名だけれど、実物は知らない人が多いのではなかろうか。
最近あまり見ないように思う。

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