真庭市
続古寺巡礼その67 妙円寺
続いて安養寺の隣の妙円寺。
寺の前に池があり、石橋を渡ったところに山門があるのがいい景色である。(写真1)
そして本堂は高い基壇の上に建って居て、建物も重層で背が高い独特の形をしていて遠くからでも目を引く。(写真2)
初層に比べて2層がかなり小さい独特の建物だが、同じ美作国の誕生寺の本堂に少し似ているので、それに倣ったものかも知れない。(写真3)
欄間には十六羅漢の見事な彫刻と彩色が施されていて、なかなか見応えがある。(写真4)
この寺は延文5年(1360)日蓮宗の大覚大僧正の開基と伝えられ、兵火により焼失したが、延亨2年(1745)再建された。
本堂はこのときの建物である。

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