真庭市
続古寺巡礼その69 東福寺
勝山から神庭の滝に行く途中に寺があったので寄って見る。(写真1)
田舎にある寺は、見かけたら素通りすることができず、つい訪問してしまう。
ここは東福寺と言い、寺の前に由来を書いた説明板があることは大変良いのだが、一部墨が薄くなって読みにくくなっている。
この説明によれば、江戸時代以前は別の場所にあったが、江戸時代初期の慶長年間に山火事によって堂宇が全て焼失したため、現在地に移転して再建したとのことである。
寺伝では聖徳太子の開基とのことであるが、さすがに信憑性がないと思ったためか、開基等については書かれていない。
本堂、客殿、庫裏と並んでいて、本堂と客殿はそれぞれ違う色の石州瓦で葺いている。
本堂は代表的な赤い色の石州瓦で、簡素で嫌味のない小ぶりな三間堂である。(写真2)
客殿は黒い色の瓦で、わりと新しい建物のように見える。(写真3)
最後に近くの神庭の滝の写真を添えておこう。(写真4)
ところどころに残雪があって早はまだ浅い。

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