岡山市
続古寺巡礼その90 安養寺
上願寺に続いて近くにある安養寺を訪問する。
安養寺という名の寺は県内に多数あり、全国的にも数多くあるようだ。
そこで安養という言葉がどういう意味か調べてみると、安養浄土から来ていて、安養浄土とは極楽浄土のことだそうだ。
この寺は平安時代初期の開基と伝えられ、元は天台宗で上願寺の末寺であった。
臨済宗の開祖である栄西は、ここで得度(仏門に入ること)したと言われている。
そのためか、いつのころよりか臨済宗の寺となっていたが、明治初期に廃寺となった。
その後、昭和になってから再興された。
山門は藥医門。(写真1)
山門横には大きなイチョウの木がある。(写真2)
本堂は小ぶりな入母屋造りで、唐破風向拝付き。(写真3)
境内は夏景色。(写真4)

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