高梁市
続古寺巡礼その95 本光寺
9月23日、高梁市成羽の美術館へ行った際に近くの寺を訪問する。
備中国は江戸時代、小藩、旗本領、天領と細かく分割されていて、それぞれの城下町、陣屋町が趣のある町として現在残っているところが多い。
成羽は旗本山崎氏5000石の陣屋町で、町中には武家屋敷の面影を残しているところがある。
最初に訪れたのは本光寺で、高い石垣の上にある。(写真1)
この位の高石垣なら見事と言いたいところだが、石が小さくて何だか頼りない。
長い間崩れることなく保持されているので、見た目よりはしっかりと積まれているのであろう。
山門は四脚門で、門の脇に小堂を付けて仁王像を祀った仁王門で、わりと珍しい形式である。(写真2)
本堂は入母屋造りで、客殿を兼ねたような建物。(写真3)、
本堂前にはよく手入れされた庭がある。(写真4)

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