鳥取県倉吉市周辺
巨木探訪:鳥取県倉吉市周辺(5)
大シイに別れを告げ、そのまま県238を1kmほど進むと法万地区に入る。
集落の入口左手に墓場があり、その一隅に立っているのが「上法万のハネリ」である。
幹周5.7m、樹高17m、樹齢推定300年以上。
片面にはかなりの蔓が巻き付いているが、枝張りが良く力強い。
「ハネリ」とはこの地域でのタブノキの呼び名である。
上述の見逃してしまった県天のタブノキは幹周4.7mとのことなので、多分こちらの方が見応えがあるだろう。

           タブノキ
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ここから少し進んで県203に右折。
2kmほど進んで県50に右折し、山を越えて県34に合流。
右折して2kmほど進むと右手に「大日寺の大イチョウ」がある。
県天、幹周11.2m、樹高30m、樹齢1,000年。
現在の大日寺のさらに500mほど奥の山裾である。
イチョウは主幹が欠損し、約20本のヒコバエから成っているのだが、全体像としては数字の割に物足りなく思ってしまう。
周囲にはイチョウを取りまくように石塔が並んでおり、古い物は鎌倉時代にまで遡るとかで、この石塔も県天である。

                イチョウ
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さて、ここで次の探訪地をどこにするか?
いったん県50に戻ってそのまま進み、再度琴浦町に入って北栄町経由で倉吉市内に入るか、あるいは県34を東進して県288の方向に行くか…。
しばし思案の後、後者を選んだ。

県288を進んで行くと中野地区の道路沿いでエノキの巨木を発見。
今回のリストには挙がっていないが、遠くからでも目立ち、つい寄り道。
エノキの立っている場所は中野神社の境内であった。
見た目では比較的若い樹のようである。
帰ってから調べてみると環境庁データに記載されており、幹周3.5mとのこと。

                エノキ
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