香川県
巨木探訪:香川県(5)
国438に出て少し東に戻ると天川神社がある。
ここの社叢は国指定天然記念物であるが、8本のスギの巨木がある。
中でも最大のスギは境内外で道路中央に立っているスギであろう(6.98m)。
国の指定を受けているために道路を通す際にも伐採できなかったのであろうか、この箇所だけわざわざ道路を分離しているのが面白い。
当のスギにしてみれば『そんなことは知らんよ…』とでも言わんばかりに、何気なく立っている。

               スギ
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国438を琴平町方面へ。
途中から県199に入り、さらに県4に抜けるために田舎道へと入る。
ここでちょっと迷ってしまったが、あまり時間をロスすることもなく無事に県4に出ることができた。
十字路の近くに見えるのが「久保神社のクスノキ(5.6m)」である。
幹がスッと伸びているせいであろうか、あまり大きさを感じない。
根元もゴツゴツしておらず、ちょっと面白みには欠ける。
隣に立っているエノキとともに御神木である。

               クスノキ
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県4を北に進んで琴平町に入り、県282との交差点を左へ折れて直進。
実は今回の樹行、もう一つの大きな目的は『金比羅さん参り』である。

金刀比羅宮にははるか昔、小学校の修学旅行で来たことがある。
正直、この時の記憶はほとんど残っていない。
覚えているのは屋島で『かわらけ』を投げたことくらい。
この時、私の少し後ろにいた同級生が『かわらけ』を投げ、それが宙を舞わず私の後頭部を直撃した。
周囲にはうるさいくらい由紀さおりの『夜明けのスキャット』が流れていた…。

だからと言っていまさら金比羅参り、というわけでもないのだが、長い石段や沿道の土産物屋、行き交う善男善女という、おそらく40年前とほとんど変わっていない典型的な日本の風景を見てみたくなったのだった。
と言いつつ、もちろんここにも樹行が含まれていることは言うまでもない。

駐車場に入ったのは午後1時半。
予定としてはまずまずの時間である。
車を置いて最初に向かったのは参道ではない。
参道より一本南の筋である県206、琴平小学校横のバスの回転場である。
ここには国指定天然記念物の「琴平町の大センダン(6.0m)」が立っている。
ちなみにセンダンで国指定を受けているのは、本樹と徳島県阿波町の「野神の大センダン」の2樹のみであり、これはどうしても観たかった。

眼前にしたセンダンはバランスの取れた良い姿形であった。
どの方向から見ても美しく、力強い。
周囲をアスファルトで固められているものの、排水や空気の流通にも手が施されている。
実際に現在も支柱を新しい物に取り変えたり、根元の土の入れ換えなどを行っている様子。
さすが、国の保護があると手入れも行き届いているものだと感心。
わざわざ立ち止まってセンダンに注意を払っている人は誰もいなかったが…。

           センダン
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