たつの市+α(2)
巨木探訪:たつの市+α(2)
次は国179に戻り、1.5kmほど進んだJR姫新線千本駅の北方にある宇府山神社を訪ねる。

「宇府山神社参道のスギ」
参道の両側にスギが立ち並んでいるが、最大の個体は鳥居のすぐ右手後ろに立っているスギである。
市天然記念物、樹齢約300年、幹周5.1m。
枝打ちがされておらず、低い位置からよく枝分かれしているスギである。

                参道

   スギ    スギ
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国179をさらに進む。
JR西栗栖駅を通り過ぎてしばらく行ったところで右手の県44に入ると、1.5kmほど先に河内神社がある。

「河内神社のイチョウ・シラカシ」
明るく清々しい神社の境内の真ん中に、すっくと立つイチョウは市天然記念物、樹齢250年、幹周4.95mである。
周囲を遮るものもないので、あまり枝打ちもされていないようだ。
社殿背後には市天然記念物のシラカシ林があり、中でも最大の個体は社殿左側の山麓にあるシラカシである。
幹周3.3m、樹齢は500年とのことで、非常にしっかりした根元を持っている。
社殿右手の方にあるムクノキも巨木で、こちらは樹齢不明、幹周3.8。
縦に大きな裂け目が見られる。

   ムクノキ    ムクノキ

   ムクノキ    説明板

                ムクノキ

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さて、ここからは少々強引なルートである。
河内神社を後に国179に戻り、さらに北西へ。
佐用町に入り、以前探訪した三日月地区を通過し、JR三日月駅を過ぎたところで県154に右折する。
そのまま佐用町を抜け宍粟市へ。

宍粟市に入って中国自動車道の下を潜ると、一時的に県53と合流する。
ここで右手に面白い樹が見えた。
樹種はケヤキであろうか・・・?(あるいはムクノキ?)
民家の私道の傍らに立っているのだが、根元が著しく削り取られて露出している。
樹自体の幹周もそこそこあるようで(樹高はそれほどでもないが)、巨木の範疇に入るかも。
道に合わせて樹がそのように根を張ったとは考えにくいのだが、ならば何故このように?
道が先なのか、樹が先なのか・・・ちょっと不思議な樹である。
とりあえず「土万のエノキ」と命名しておこう。

  ムクノキ  ムクノキ
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