新見市
巨木探訪:新見市(5)
今年のお盆休みは3日間であった。
1日目は墓参りに行き、2日目は同窓会に出席。
ということで、最後の日は樹行で過ごすことにした。
今のところ県の辺縁部を主体に回っているので、今回も辺縁部から探訪することに。
今のところ手つかずで残っているのは阿新方面のほとんど、蒜山・新庄村の半分、大原・東粟倉村である。
粟倉方面は先日出かけたし、蒜山方面は夏休みで人出が多い可能性がある。
ということで阿新方面を探訪することにした。

阿新方面と一口に言ってもこの地域はかなりの面積がある。
新見市(一部は済ませたが)、哲多、哲西、神郷…いろいろ組み合わせを考えたが、新見市は1回では終わりそうにない。
哲多・哲西は一括りにできそうであるが、そうすると神郷町が残ってしまう。
検討した結果、新見市の最北部と神郷町を探訪することにした。

大佐町探訪の時と同じく、県72→国484→国180で新見市に入る。
市街地を抜けた上市地区で国182との分岐点があるが、ここはそのまま国180を進む。
分岐点から1.5kmほど進んだ『小谷』のバス停付近で、左手の民家の間に枝を広げている樹が見える。
「上市のエノキ」である。
少し先に行くと左手に『楪(ゆずりは)城址登山道』の案内板があるので、それに従って細い道を登って行くと樹下に辿り着ける。(車は路肩に路駐でオーケーである)
所在地が字妙見となっているので、樹下に祀られているのは妙見様であろうか…?
ニレ科の樹は概ね根張りが良いが、この樹もその例に洩れず根張りが良い。
資料では幹周3.5mとなっているが、根回りに限って言えば5m以上はありそうに見える。
枯れた枝が一部に見られるが、全体的には樹勢は良さそうである

                エノキ
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ここからは一気に北上。
8kmほどで千屋牛で有名な千屋地区である。
千屋郵便局の前を通過して300mほど先にJAのGSがあるので、ここで左折。
道なりに進んで行くと1km弱で道路右手に明石神社の鳥居がある。
石段の両脇には立派な杉並木があり、その数は12本、と説明版に書いてあったが、切株も見られたので枯死したスギもあるのだろう。
ここで最大のスギは幹周7.2mの御神木で、石段を登り切った本殿の後ろにある。
離れた位置で見ると確かに年代を感じるのだが、立っている場所が山の斜面であり、樹下に続く道はなさそうである。
残念ではあるが触れて体感することはできなかった。

    杉   杉
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