奈義町
巨木探訪:奈義町(1)
さて、県353を500mも進めばもう奈義町である。
行く手には雲を頂いた奈義山を中心とした連峰が見える。
奈義町に入り1kmほど進んだ中島西の四つ辻の左手、吉野神社があるところを左折。
田んぼの中の道を1kmほど進むと、道がT字になった突き当たりにもう一つ吉野神社がある。
ここは仕方なく神社の前に路駐。
境内にはスギの巨木が2本ある。
特にこれと言った特徴も無く真っ直ぐに伸びたスギであった。

  奈義山連峰  スギ
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再び県353に戻り1kmちょっと北上すれば久常で国53との交差点になる。
右折しさらに北上すること4km、奈義トンネルを抜けて右手を見ると田んぼの中にイチョウが見える。
小坂阿弥陀堂の大イチョウである。
トンネルを出てすぐの右手の道を下って行き、川の手前のちょっとしたスペースに車を停めた。
実際には樹の傍まで道があり、普通車でも入れないことはなさそうだが念のため。
説明板によるとこのイチョウは菩提寺の大イチョウの親木だとか。
法然上人が菩提寺に上る際にこのイチョウの枝を折って持って行き、それを境内に挿したものが活着して大イチョウになったという話である。
菩提寺のイチョウは樹齢900年であるから、そうするとこちらのイチョウは1000年?
ま、ちょっと眉唾ものであるが、このような逸話は付き物なので…
(そうすると誕生寺のイチョウは孫木?)
それはさておき、この樹は落雷に遭ったり、周囲の田んぼの日陰になるので枝を切られたりと結構受難しているようである。
樹勢は悪くないのでまだまだ期待できそうである。

           イチョウ
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