真庭
巨木探訪:〜久世町(1)
ここから久世町に入っていく。
国181を熊野神社から2.5kmほど進んで目木大橋を渡ってすぐの信号を右折。
250mほど進んで右手の細い道を入ると目前に「目木構のムクノキ」が立っている。
背後に『老人ホームささぶき園』があるので、地図上ではこれを目印にしたらよい。
ムクノキは幹周6m、どっしりと根をおろし、根のいちばん長い部分は10mくらい伸びている。
伸びた根の先には二宮金次郎の像が…。
枝ぶりも良く全体の形も整っており、青空に映えて美しい。
ちなみに『構』というのは背後の建物(老人ホームの方ではない)が江戸時代の大庄屋の家で、周囲に濠を巡らし、その造りが『構』と呼ばれたということである。

           ムクノキ
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さらに西進し久世の町中に入る。
町中というのは、これはこれでどこに車を停めるか迷う。
181沿いに中国銀行があったので、とりあえずそこの駐車場に入った。
目的の「華蔵庵の大松」までは徒歩で300m。
南に100m歩いて左に曲がると旧い久世の商店街であった。
日曜日とあって閉まっている店がほとんどであるが、こういう鄙びた商店街を地元の人のような顔をして歩いてみるのも楽しみのひとつである。
「華蔵庵の大松」は商店街の切れ目、三阪川にかかる橋の袂にある。
幹周4.2mのクロマツで、太さは賀陽町大村寺の二代目錦松とほぼ同じくらい。
樹勢も良く、樹肌の割れた模様が美しい。
『華蔵庵』というのは、昔この地にそういう名の寺院があったことに由来する。
ちなみに181沿いの『JAまにわ久世』のすぐ裏手なので、行かれる方はそちらに車を置いた方が便利である。

 クロマツ クロマツ
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