真庭
巨木探訪:湯原町(2)〜勝山町
大杉を堪能した後は帰路である。
県56を戻り加佐見橋手前を直進して湯原小学校のはずれを左折。
100m向こうに久見神社が見える。
ここには巨木ではないが『天王のツクバネガシ』と名付けられた樹があるので行ってみた。
資料には樹高30mと記されていたが主幹が折れたのか伐採されたのか、貧相な姿になってしまっている。
ちょっと落胆…(写真省略)

それとは関係ないが、神社の横の休耕地で野生のキジを見た。
それもオス・メスのつがいである。
野生のキジを見たのは初めてなので一瞬目を疑ってしまったが、間違いない。
この辺りでは珍しくはないのだろうか…?

橋を渡って国313に戻る。
4kmちょっと南下すると右手に真賀温泉という鄙びた温泉がある。
道路脇にへばりつくように数軒の旅館が立ち並んでいるのだが、この温泉の裏手の山際に『真賀のカゴノキ』がある。
温泉の道路向かいにバス停があり、道が少し広くなっているのでそこに駐車。
温泉中央の石段を登って行くと左手に元湯があり、そこに『カゴノキ50m』という案内板がある。
さらに石段を少し登るとトイレがあり、そこで左手の細い道に入ると大師堂に着く。
堂の前にはカゴノキの説明板が立っており、その奥の山の斜面にカゴノキは立っていた。
無理な姿勢を取りながら写真に収める。
県下第4位のカゴノキは一部に空洞があるものの樹肌は瑞々しく、樹勢も良さそうであった。

                サザンカ
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ここからさらに国313を南下。
旧勝山町に入って道が大きくカーブしたところを抜けると見尾地区である。
右手のガソリンスタンドのすぐ先を右手に入りさらに右折。
細い道を300mほど戻る形で走ると、道は左にカーブして山の中に向かう。
500mほど先で家が途切れたところの道路左手に立っているのが『見尾のカツラ』である。
一般にカツラの老樹は主幹が枯損し、その株から多数のヒコバエが生じて樹叢を形成するものであるが、本樹もそうである。
新芽から可愛らしいハート形の葉がたくさん出ており、根元近くの幹には野生のスミレが根を下ろし花を咲かせていた。
カツラは清水のあるところに生じる樹であるが、背後の谷川がある限り大丈夫なのであろう。

   サザンカ    サザンカ
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